キム・ハヌル日本ツアー初優勝
「女子ゴルフ・マンシングウェア東海クラシック・最終日」(20日、新南愛知CC=パー72)
首位から出たキム・ハヌル(26)=韓国=が68で回り、通算12アンダーで初優勝を果たした。松森彩夏(21)=スターツ=は1打差の2位で初優勝はならなかった。横峯さくら(29)=エプソン=は通算10アンダーで4位だった。
最終18番でパーパットを入れて優勝を決めると、韓国で「スマイルクイーン」が愛称のキム・ハヌルは両腕を突き上げ、端正な顔にこぼれるような笑みを浮かべた。
勝負のポイントになったのは16番。「入るとは思わなかった」と振り返る約8メートルの長いバーディーパットを沈め、12アンダーで混戦を抜け出した。「これで試合が終わりになれば」と逃げ切りに不安もよぎったが、残り2ホールは危なげなくパーで切り抜けた。
2011年と12年の韓国ツアー賞金女王。今季から日本ツアーに挑戦している。前週から両親が帯同しなくなって自立心が強くなり、練習に一層力を入れたことが初優勝につながった要因でもある。目下賞金ランキング首位のイ・ボミと同じ建国大出身。「彼女から学ぶことがいっぱいある。私も早く日本に定着したい」と目を輝かせた。