18歳蛭田2位発進「上位にいけそう」
「女子ゴルフ・ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン・第1日」(25日、利府GC=パー72)
昨年の日本女子アマチュア選手権を制した蛭田みな美(18)=福島・学法石川高3年=が4バーディー、2ボギーの70で回り、首位と3打差の2位と好スタートを切った。67をマークした41歳のベテラン・表純子がトップ。宮里藍は77で、82位と出遅れた。
アマチュアの大器が最高のスタートを切った。百戦錬磨のプロを従え、2位発進。「上がり調子で終わったので、明日につながる。このパッティングが続けば上位にいけそう」と、手ごたえを口にした。
抜群の修正能力が好スコアにつながった。8番で3パットのボギーをたたいた直後に「手首で打っている」と気づいた。肩で大きくストロークするように意識したところ、13番で10メートルのフックラインを入れてバーディー。上がり17、18番も3メートル前後を沈めた。
来年に予定しているプロ転向までの目標は、アマでのプロツアー優勝。1学年下の勝みなみ(鹿児島高2年)が昨年のKKT杯バンテリンレディースで果たしており「1年下のみなみちゃんができた。私もできる」と負けん気をのぞかせた。
中学時代のジュニアレッスン会で、東北高出身の宮里藍から直接指導を受けたことがある。「右手1本、左手1本の素振りで左右のバランスを整えるんですけど、今でもやっています。自分もアマチュアで優勝したい」。今週勝てば、03年の宮里藍以来のアマチュアV。歴史は繰り返すか。