「女子ゴルフ・ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン・第３日」（２６日、利府ＧＣ＝パー７２）

　９位から出たアマチュアの勝みなみ（１７）＝鹿児島高２年＝が６バーディー、１ボギーの６７をマーク、通算６アンダーの３位に浮上した。初の最終日最終組で昨年４月のＫＫＴ杯バンテリンレディース以来のツアー２勝目を目指す。大会記録の６３を出した大山志保と表純子が通算９アンダーで首位に並んだ。

　２度目のツアー優勝へ、勝が絶好の位置に上がってきた。２番パー５で第３打をカップの縁につけてバーディーが先行。１７番で初ボギーをたたいたが、１８番でグリーン奥から８ヤードのチップインバーディーを決め、「１８番は大きかった。明日につながる」と喜んだ。

　今季ツアーは前週まで１１試合に出場し、最高位はセンチュリー２１レディースの８位。連戦続きで心身ともに疲労が蓄積している。今週は月曜日に１日だけ鹿児島の自宅に戻り、「友達と映画の『ヒロイン失格』を見たりして遊びました」と、元気を取り戻した。

　最終日は大山、表のベテラン２人の優勝争いに割って入る。「気持ちさえ切れなければ優勝の２文字は近い。でも、意識せず自己ベストの１０アンダーを出したい」。熱狂的な虎党だけに「阪神には日本シリーズで優勝してほしいけど、その前に私が…」とＶ宣言。アマチュアでは史上初となる２度目のツアー優勝を果たせば、プロ転向の意向だ。