“鉄人”表がV 連続試合出場も続行へ
「女子ゴルフ・ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン・最終日」(27日、利府GC=パー72)
初日から首位の41歳のベテラン、表純子(中部衛生検査センター)が2バーディー、ボギーなしの70でまとめ、通算11アンダーで今季初優勝。13年のヨネックスレディース以来のツアー4勝目を挙げた。アマチュアとして史上初のツアー2勝目を目指した勝みなみ(鹿児島高2年)は74で、通算4アンダーの6位に終わった。
ベテランらしい落ち着いた勝ちっぷりだった。表は4番で7メートルのバーディーパットを入れて単独首位に立つと、17番で4メートルを沈めて勝利を決めた。「勝てると思わなかった。みんなが伸びなかったのでよかった」と、約2年ぶりの感激に浸った。
連続試合出場記録を更新中で、今週が166試合目。記録を続けるには、出場条件が厳しいTOTOジャパンクラシックと最終戦のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップがハードルだったが、優勝でクリア。「今年は(この2試合に出るのは)難しいと思っていたのでうれしい。休めなくなりましたね」と笑った。
41歳は現役賞金シード選手中、最年長。オフはソフトボール、サッカーなどで体を鍛え、シーズン中は十分睡眠を取ることが長く続けられる秘けつという。「(師匠の)岡本(綾子)さんに『私が賞金女王を取ったのは38歳よ』とハッパをかけられている。1年でも長くできるように頑張りたい」。女子ゴルフの“鉄人”は豪快に言い放った。