優作首位と2打差の2位!9バーディー
「男子ゴルフ・ツアーワールドカップ・第3日」(10日、石岡GC=パー71)
9位から出た宮里優作(35)=フリー=が9バーディー、1ダブルボギーの64とスコアを伸ばし、通算12アンダーで首位と2打差の2位に浮上した。序盤に2度も池に入れながら崩れず、1年半ぶりの優勝へ鮮やかなバーディーラッシュを見せた。近藤共弘(38)が67で回り、通算14アンダーで首位を守った。
宮里優は出だしの1、2番で連続バーディーを奪ったが、3番パー4で1打目を池に入れた。3打目をピン右2メートルに寄せ、パーでしのいだものの、続く4番パー3でも池につかまり、痛恨のダブルボギー。それでも焦りや動揺はなかった。
「アイアンがすごく良い。1打目をフェアウエーに置けば、バーディーチャンスにつけられる」。自慢のショットに対する揺るがぬ信頼があった。すぐさま5、6番でバーディーを奪い返し、8番からは3連続バーディー。納得の表情に膨らむ自信をにじませた。
今大会の開催コースは、ジャック・ニクラウスの設計で戦略性に富んでいる。「大好き。技術が上がるようなセッティング。それが面白い」という。
今季は未勝利ながら、出場16試合のうち、12位以内が9試合と安定感は抜群。今季2度目の最終日最終組に「自分の展開をしっかりと作れれば」。首位とは2打差。3季連続となる優勝へ絶好のチャンスが訪れた。