近藤共2位「このゴルフでは勝てない」

 「男子ゴルフ・ツアーワールド・カップ・最終日」(11日、石岡GC=パー71)

 2位から出た韓国の李京勲(24)が7バーディー、3ボギーの67で回り、通算16アンダーで12年7月の長嶋茂雄招待セガサミー杯以来、3年3カ月ぶりのツアー通算2勝目を挙げた。首位から出て70で回った近藤共弘(38)=フリー=は1打差の2位だった。

 12番パー4、近藤共は2打目をバンカーに入れ、5メートルのパーパットを外した。痛恨のボギーをたたき、李京勲、手嶋、呉阿順に並ばれた。近藤共はギアを入れ替え、盛り返しを図った。

 14番パー4。2打目をピンそば10センチに寄せるスーパーショットを放つと、16番パー5でも果敢に攻めてバーディーを奪った。だが、バーディーの山を積み上げた同組の李京勲には届かない。スコアはわずか1打差だったものの、「このゴルフでは勝てない。仕方がない」と納得の敗北だった。

 ただ、腰痛による棄権を挟み、7戦連続で予選落ちした「どん底期」は完全に脱した。「良い部分も、足りない部分も見つかった。(今季初優勝へ)トライしていきたい」と静かに逆襲の秋を予告した。

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