松山今大会2勝目「粘ったという感じ」
「男子ゴルフ・プレジデンツカップ・最終日」(11日、韓国、ジャック・ニクラウスGC)
欧州を除く世界選抜と米国選抜による団体対抗戦。シングルスのマッチプレー12試合が行われ、松山英樹はJ・B・ホームズを1アップで破って今大会2勝目(1分け1敗)を挙げた。この日のシングルスは5勝2分け5敗の五分で、通算得点で米国選抜が15・5-14・5と逃げ切って6大会連続優勝を飾った。94年の第1回大会からの通算成績は米国の9勝1分け1敗となった。
オールスクエアで迎えた18番で1メートルのバーディーパット決めた松山が右拳を握りしめた。シーソーゲームを制してグリーン上でプライス主将らに祝福され「粘ったという感じ」と笑みがこぼれた。
世界ランク15位の松山と、同18位で米ツアー通算4勝のホームズの対戦。松山が先行したものの逆転を許し、10番で2ダウンに。その後は相手のショットの乱れに乗じて反撃し16番でリードを奪ったが、17番でまた並ぶ。18番(パー5)の2打目まで、ほぼ互角だった。
勝負の第3打。何度も手の汗をぬぐって打った相手が3メートルを残し、松山に軍配が上がった。
世界選抜は1ポイント差で惜敗したが、大会2勝と貢献した松山の表情は晴れやかだ。15日からは米カリフォルニア州で米ツアーの15~16年シーズンの開幕戦に臨む。「今回、落ち着いてプレーできたことは次につながる。(気持ちを)切り替えていきたい」と、休む間もなく始まる次の戦いへ目を向けた。