池田勇太、痛恨ボギーで大会連覇逃した
「男子ゴルフ・日本オープン選手権・最終日」(18日、六甲国際GC東C=パー72)
史上6人目(8回目)の大会連覇を狙った池田勇太(29)=日清食品=は最終18番で2・5メートルのパーパットを外して力尽き、初優勝の小平智(26)=Admiral=と1打差の2位に終わった。「入れりゃいいのに何をやってるんだろう。入れない自分が悪い。勝てなければ意味はない。やっている意味はない」と唇をかんだ。
首位と2打差でスタートし、前半4バーディー、3ボギーと荒れながらも我慢。13番でついに追い付いた。15番で再び突き放されたが17番、執念で4メートルを沈めて食い下がった。
そして並んで迎えた18番。ティーショットのアドレスに入った時、携帯カメラのシャッター音が響いたのは不運だった。仕切り直し後の第1打は左のバンカーへ。2打目でグリーンまで運べなかったことが勝負を分けた。
観衆のマナーを問われると「1番から(シャッター音は)ずっとだった」と不満をあらわに。5戦連続1桁順位と好調をキープしながら、今季2勝目にあと一歩届かず、イライラを募らせた。