東大地 攻めのゴルフで会心スタート
「デイリー後援・瀬戸内海アマチュアゴルフ・第1日」(27日、今治CC)
東大智(17)=高知中央高3年=と板東篤司(17)=香川西高3年=が、5アンダーの67で首位に並んだ。1打差の3位に、悲願の初優勝を狙う二宮慎堂(今治)が続いた。81ストロークまでの83人が予選を通過した。
東が攻めのゴルフに徹して、会心のスタートを切った。出だしの10番で、第3打のアプローチをピンそば20センチに寄せてバーディー。続く11番では、第2打をピタリと30センチにつけて連続バーディーだ。
そして16番パー5。残り240ヤードの第2打をピン左2・5メートルに乗せ、下りのスライスを読み切ってイーグルを奪った。後半に入っても進撃は続き、結局1イーグル、4バーディー、1ボギーとほぼ完璧な内容で首位に立った。
高校生活は苦しんだ時期が続いた。1年時は、高校日本代表に選ばれるなど活躍。自身も手応えがあった。その後、体幹トレの成果もありドライバーの平均飛距離は240ヤードから280ヤードまで伸びた。しかし同時に、それまで得意にしていたパットが入らなくなり、スコアがまとまらなくなった。
悩みが深まる中で、地道な努力を続けて徐々に光明が見えてきた。正確なショット、そしてパットの感触も取り戻してきた。
大きなチャンスが巡ってきた。「最後まで攻めのゴルフでいきたい」。強い気持ちを持って、最終日、勝負の18ホールに臨む。