世界を見据える片岡、優勝戦線に浮上
「男子ゴルフ・マイナビABCチャンピオンシップ・第2日」(30日、ABC・GC=パー71)
17位から出た片岡大育(27)=Kochi黒潮CC=が4バーディー、ノーボギーの67で回り、通算5アンダーでトップと2打差の2位に浮上した。11月に控えている欧州ツアー最終予選会挑戦へ向けて弾みをつけたい。金庚泰(韓国)が69で回り首位を守った。
すべては世界を見据えて。片岡が好プレーを演じて優勝戦線に浮上した。4番でこの日2つ目のバーディーを奪うと、そこから10ホール、パーでしのぎ、迎えた15番パー5、残り82ヤードからの3打目を「OKについた」というバーディー。
さらに16番パー3ではユーティリティー3番で、カップをかすめるスーパーショットでの連続バーディーだ。
次週のHEIWA・PGM選手権出場後、来月10日には欧州ツアー最終予選会(QT)出場のため、スペインに出発する。「5年後、10年後には向こう(米国か欧州)でやっていたい」という夢の第一歩だけに、そこを「見据えて」とショット、パットを改良中。シャフトを立てて、ぶれの少ないショットが身につきつつある。
QTについては「タフだと思う。いい調子で臨まないと、通らない」と話す片岡。加えて「ヨーロッパはお金がかかるので」という事情もある。そのためにも手を緩めず残り2日、戦い抜く。