松山3位も厳しい自己評価「不満残る」

 「米男子ゴルフ・CIMBクラシック・第2日」(30日、クアラルンプールC=パー72)

 2位から出た松山英樹(23)=LEXUS=が6バーディー、ボギーなしの66で回って通算13アンダーで首位と2打差の3位となった。石川遼(24)=CASIO=は1イーグル、4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの69で通算6アンダーの28位。61をマークしたジャスティン・トーマス(米国)が15アンダーでトップ。

 ピンチは2メートルのパーパットを残した2番だけ。松山はボギーなしでバーディーを六つ重ね、トップとの差を1打詰めた。ただ、満足感は一切見せずに「ショットもパットも良くなかった。不満の残るラウンド」と硬い表情だった。

 風が弱く、グリーンも軟らかいコンディションで、上位選手は軒並み好スコアをマーク。松山も1番で2・5メートルにつけてバーディーを先行させ、パー5の3番では3打目を30センチにぴたり。5番までに三つ伸ばした。

 だが中盤は、8番の2メートルなどチャンスにつけてもパットが決まらない。12番では第2打をピンまで4メートルに運びながら悔しさをあらわにした。

 「最後はいいパットが打てていた」と上がり5ホールで三つ伸ばして上位に踏みとどまったが、この日の出来は厳しく自己分析した。「今の状況だと勝てない。しっかり伸ばし合いについていけるようにしたい」と、1年5カ月ぶりの米ツアー2勝目へ意欲をたぎらせた。

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