井上智一、72でアマ単独首位スタート
「デイリー主催・西日本アマチュアゴルフ選手権・第1日」(12日、土佐CC=パー72)
アマ選手権は井上智一(46)=土佐ユートピア=がイーブンパーの72で回り、首位スタートを切った。1打差の2位に香川西高3年の坂本将規(18)=小豆島シーサイド=と石川善久(48)=滝の宮=の2人が並んでいる。
46歳の実力者、井上智が単独首位で発進した。4バーディー、4ボギーの72。「ミスもあったけど、ショットが良かった。まずまずのスコアにまとめられたと思います」。ホールアウト後は納得の笑みが浮かんだ。
スタートの10番でボギーをたたいたが、慌てなかった。18番で残り170ヤードの2打目をピンそば50センチにつけると、続く1番でも118ヤードを50センチに寄せて連続バーディー。8番でも残り120ヤードの2打目を50センチにつけてバーディーを奪うなど、アイアンがさえ渡った。「ピンチの場面でよく入った」と、グリーン上も好感触だった。
土佐ユートピアCC所属。ハンディはプラス1で、今年のクラブチャンピオンでもある。07年の県アマ優勝など主要大会で好成績を残しており、高知を代表するトップアマの1人だ。
9月に行われた四国ミッドアマでは3位に入り、18日に開幕する日本ミッドアマ選手権(千葉・紫CC)の出場権を獲得した。本人にとっては念願の大舞台だけに、最終日もこのまま逃げ切り、日本タイトルの懸かった戦いに弾みをつけたい。
「あしたもパープレーが目標。優勝できるかどうかは分からないけど、頑張ります」。控えめな笑顔で最終日の18ホールを見据えた。