藍半年ぶり60台で31位から8位浮上
「女子ゴルフ・CMEツアー選手権・2日目」(20日、ティブロンGC)
31位で出た宮里藍(30)=サントリー=は5バーディー、ノーボギーの67と伸ばし、通算5アンダーで首位と5打差の8位に浮上した。宮里美香は5バーディー、4ボギーの71で通算1アンダーの34位、野村敏京は72で通算3オーバーの58位だった。65と伸ばした張ハナ(韓国)が通算10アンダーで首位。
久々の好プレーに宮里藍は「すごくいい精神状態で回れた」と満面に笑みをたたえた。
パットが光った。出だしの10番で5メートルが「しっかりと入ってくれた」。前日に修正したラインの読みに自信を深め、12番では7メートルを決めた。後半もほとんどミスがなく4、6番はともに3メートル前後のチャンスを生かした。
60台で回るのは5月のキングズミル選手権以来、実に半年ぶりだ。この日は26パットと強かった数年前のようなプレー。世界ランク3位のS・ルイス(米国)、18歳の新鋭、B・ヘンダーソン(カナダ)と同組で「いい緊張感もあった」と刺激を受けた。
今季ここまでは17位が最高。最終戦で上位進出のチャンスを迎え「どこまで行けるか、大きな挑戦。気持ちが先走らないように」と自らに言い聞かせた。