遼、首位浮上 優勝争いに自信

 「男子ゴルフ・日本シリーズJT杯・第2日(4日、東京よみうりCC=パー70)

 9位から出た石川遼(24)=CASIO=が3バーディー、1ボギーの68で回り、通算4アンダーで小田孔明、黄重坤(韓国)と並んで首位に立った。復調したショットをスコアに結びつけた。初日首位の片山晋呉は74と崩れ、通算2アンダーの6位に後退した。

 名物ホールの18番パー3で、石川がトラブルに見舞われた。5Wのティーショットが右に飛び出し、グリーン右奥のスコア提出所の屋根に命中。救済を受けてドロップし、ロブショットでアプローチしたが、パーをセーブできず「あそこだけ球を置きにいってしまった」と悔やんだ。

 だが、それ以外は100点満点。6番パー5では第1打をドライバーで290ヤード飛ばし、残り250ヤードを2オンさせて楽々とバーディー。強い向かい風の7番は残り105ヤードの第2打を、上空の風を計算して大きめの51度のウエッジで打ち、2メートルにつけた。

 「今日はショットが非常によかったです。ミスはあの18番だけですね。風が吹いている中でも思い切って打てれば結果がついてくるけど、合わせようとするとミスが出る」

 現在のテーマはシャフトの動きを意識することで、練習では軟らかめシャフトを使って感覚を体に染みこませている。「ラウンド中は意識できないけど、今日はシャフトの動きがすごく安定していた気がする。この感じなら優勝争いも自信を持ってやれます」。この大会でトップに立つのは11年の第2日以来2度目。初の国内メジャー優勝が射程圏に入った。

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