女子ゴルフ 日本が独走首位で最終日へ

 「女子ゴルフ4ツアー対抗戦 ザ・クイーンズ第2日」(5日、愛知・三好CC=パー72)

 日本、韓国、欧州、オーストラリアの4ツアーの代表選手による対抗戦で、第1日に4マッチ全勝、ポイント12で滑りだした日本代表チームは、第2日のフォアサム(1つのボールを交互に打つ)マッチプレーも絶好調。キャプテン上田桃子(29)=かんぽ生命=と原江里菜(28)=NEC=組が田仁智と金世煐の韓国組を5&4の大差で下すなど、3勝1分けで10ポイントを上乗せ。トータル22ポイントとして、2位韓国チームに8ポイント差をつけた。3位は8ポイントの欧州チーム、4位は1ポイントのオーストラリアチーム。

 上田とのペアで韓国組に快勝した原は、「私は、自分たちが勝てるならどこが相手でもいいと思ってたんですけど…」。ペアリングを決めるミーティングで「桃子先輩が『私たちが韓国チームと戦う』って言ったので…。あたかも私もそう思ってたかのように同調しました」と舌を出したが、相手が誰かは関係なかった。

 今年の全米女子オープン&日本女子オープン覇者・田仁智と今季米ツアー3勝の金世煐を向こうに回して、3番では残り139ヤードの第2打を9番アイアンでピンそば1メートル半につけた。7番では上田がくれた2メートル弱のバーディーチャンスを「私はスライスって読んだんですけど、桃子先輩とキャディー2人は全員フックだと言うので…」。仲間に従って、決めた。

 自宅は愛知県豊田市にある。「コースには家のほうが少し近いけど、みんなと行動を共にしたいから」と仲間たちが宿泊する名古屋市内のホテルに泊まり、チームを盛り上げる。「きのう、江里菜がバスソルトをくれたんですよ。ゆっくりお湯に浸ってねって。おかげで久しぶりにぐっすり眠れました」と話したのは上田。そんな気遣いも原ならではだ。

 6日の最終日はシングルスマッチが行われる。日本の勝利のために-。昨年の日韓戦最終日には世界の女王・朴仁妃を倒した原が、今年はチームメートとともに優勝カップを掲げてみせる。

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