美しすぎるゴルファー・森美穂首位発進
「女子ゴルフ・LPGA新人戦加賀電子カップ・第1日」(9日、グレートアイランドC=パー72)
今年の女子プロテスト合格者による2日間36ホールの戦い。アマチュア時代から“美しすぎるゴルファー”とも称されたビジュアル系、森美穂(22)=フリー=が篠原真里亜(19)、武尾咲希(21)とともに4アンダーの68で回り、首位発進した。生涯一度のタイトル奪取なるか。
得意クラブがパターという森が、その本領を存分に発揮した。1番で8メートルのパーパットを沈めると、3番で6メートル、9番ではグリーン左から14メートルをチップインさせ、スコアを伸ばした。後半も14番で14メートル、15番で4メートル、17番で10メートルのバーディーパットを決めた。「ティーショットがよくなかったので、このスコアは意外」。ちょっぴり控えめに胸を張った。
前週はツアー最終予選会に出場し44位だった。来季のフル参戦権獲得はならなかったが、全試合の6割程度に出られる見込み。ただ、厳しい戦いだっただけに、予選会後は疲労から3日間ぐらい練習せず、移動と睡眠に充てていたという。
この日の首位発進にも「体調も(ゴルフの)調子もそんなにいいわけじゃないので、逆に気楽にプレーできたところもある。最後まで楽しくやりたい。それで優勝できたら最高ですね」。大会後は茨城・霞ケ浦へバス釣りに出かける予定だが、まずは目の前の“一生一度の大魚”を釣り上げたい。