「女子ゴルフ・ＬＰＧＡ新人戦・加賀電子カップ・最終日」（１０日、グレートアイランドＣ＝パー７２）

　首位タイから出た篠原真里亜（１９）が６バーディー、１ボギー、１ダブルボギーの６９と伸ばし、通算７アンダーで優勝した。来季ツアー開幕戦の出場権も獲得した。前日首位の森美穂（２２）は７８と崩れ、通算２オーバーの９位に終わった。

　最終１８番、篠原は同組の武尾に先にバーディーを決められ１打差となったが、１メートル弱のパーパットをきっちり沈めて勝利した。「ずっとパッティングが苦手という先入観があったが、『パットはそんなに難しいものじゃない』と自分に言い聞かせて練習してきた」と胸をなで下ろした。実家は温泉旅館を経営。「私が活躍したら旅館も有名になるって、母に耳が痛くなるほど言われてます。それが私にできる恩返しなので、これから頑張ります」と笑顔を見せた。