【10大ニュース・下】18歳コが年間MVP
熱戦を繰り広げたツアーも終了し、今年のゴルフ界も悲喜こもごも、数多くのドラマが生まれた。デイリースポーツ独断で2015年の10大ニュースを選出。話題の出来事を振り返る。トップ5に続く6位から10位は…。
【6】18歳コが史上最年少米賞金女王&年間最優秀選手
18歳のリディア・コ(ニュージーランド)が今季5勝を挙げる活躍で、総額280万802ドル(約3億4000万円)を獲得。賞金女王と年間最優秀選手に、ともに史上最年少で輝いた。また、年間のポイントレースも2年連続で制し、ボーナス100万ドル(約1億2000万円)を手にした。9月のエビアン選手権ではメジャー最年少記録となる18歳4カ月で優勝。世界ランクも1位に君臨した。
【7】金庚泰が5年ぶり賞金王
5勝を挙げた金庚泰(29)=韓国=が賞金約1億6600万円で5年ぶり2度目の賞金王に輝いた。最優秀選手、平均ストローク賞、パーオン率賞、パーキープ率賞、ゴルフ記者賞も獲得して計6冠。圧倒的な強さが目立った。ここ数年はスイング改造がうまくいかず、やや精彩を欠いていたが、今年1月に結婚し、4月に子供が誕生。家族ができて「韓国の鬼」がよみがえった。
【8】“鉄人”室田がシニア賞金王
60歳の室田淳が今季シニアツアーで約5980万円を獲得し、2年ぶり4度目の賞金王となった。今年7月に“還暦”を迎えても“鉄人”にまったく衰えはなかった。レギュラーツアーと掛け持ちしながら3勝を挙げ、平均ストローク、パーオン率、バーディー数などでも1位。「年男として最高のシーズンだった。還暦の賞金王はいないんじゃないかな?自信を持っていい」と胸を張った。
【9】アマ新垣が史上初3週連続トップ10
沖縄出身の新垣比菜(17)=興南高2年、写真=が女子ツアーでアマチュアとしては史上初となる3週連続トップ10入りを果たした。7月のサマンサタバサ・レディースで9位、センチュリー21レディースで6位、そして、8月の大東建託・いい部屋ネットレディースで7位に入った。4月の下部ツアー開幕戦でも史上3人目となるアマチュア優勝を達成しており、来年は同級生の勝みなみに続くレギュラーツアーでのアマチュア優勝を目指す。
【10】渡辺が同日にアルバトロス&イーグル
8月のNEC軽井沢72の第2日、渡辺彩香(22)がアルバトロスとイーグルを達成した。アルバトロスは前半の16番パー5(480ヤード)。ピンまで195ヤードの第2打を4番アイアンで放ち、ボールは手前から転がってカップに吸い込まれた。さらに後半5番パー4(361ヤード)では残り95ヤードの第2打を58度のウエッジでカップイン。同一日のアルバトロス&イーグルは11年7月の有村智恵に続き2人目の快挙となった。