「米男子ゴルフ・ソニーオープン・第１日」（１４日、ワイアラエＣＣ＝パー７０）

　米ツアー初出場の片岡大育（２７）＝Ｋｏｃｈｉ黒潮ＣＣ＝が１イーグル、４バーディー、２ボギー、谷原秀人（３７）は５バーディー、１ボギーでともに６６をマークして首位と３打差の２０位と好スタートを切った。石川遼（２４）は１イーグル、２バーディー、１ボギーの６７で回って３２位。小平智は５２位、宮里優作は６８位。７１の武藤俊憲は１０２位、岩田寛は１１６位と出遅れた。

　片岡にとって米ツアーの初ラウンドは６６の好スコアで、パット数は２５。上々のスタートに「やったりました」と声を弾ませ、満面に笑みを浮かべた。

　２番から３連続バーディー。パー５の９番では残り１７０ヤード強の２打目を７番アイアンでグリーンに乗せ、上り４メートルのスライスラインを読み切った。会心のイーグルに「あれはうれしかった」と興奮を隠さなかった。

　１０番ではショットをピンまで１メートル強につけてさらに伸ばし、この時点でリーダーボードに２位として名前が挙がった。「（米国で）何もさせてもらえなかった、では面白くない。自分のプレーができれば、そこそこいけると思う」。日本で通算１勝の２７歳。小柄な挑戦者が、大きな手応えをつかんだ。