美香、日本勢4季ぶりVへ復活の兆し
ゴルフの米女子ツアーは28日からのピュアシルク・バハマ・クラシック(バハマ)で開幕し、11月下旬まで34戦が予定されている。昨季まで3季連続優勝なしの日本勢は、低迷を抜け出せるか。
宮里美香は昨年、メジャーの全英リコー女子オープンで7位に入るなど1桁順位が5度。平均パット数とフェアウエーキープ率で2位となり、復活の兆しを見せた。8月のリオデジャネイロ五輪出場のためにも、序盤から好成績を残して世界ランキングを上げていきたいところだ。
米ツアー11年目となる30歳の宮里藍は賞金ランキング77位でシードを何とか確保。このオフは年初から米国で調整にいそしんだ。パットの変調で始まったここ数年の不振脱出を果たせるか。同い年で米ツアー本格参戦2シーズン目の横峯さくらは念願の勝利へ、1年目の経験を生かしたい。
上原彩子、野村敏京も初優勝が大きな目標となる。昨季はシードを持たず出場が8戦にとどまった有村智恵は、今年は下部ツアーに専念する意向。今年プロ転向した18歳の永井花奈も下部ツアーに挑戦する。
メジャー制覇と賞金女王の最年少記録を更新した18歳のリディア・コ(ニュージーランド)やステーシー・ルイス(米国)ら立ちはだかる壁は厚い。一大勢力の韓国勢は実力者の朴仁妃に若手の田仁智や金世ヨンらが、限られた五輪代表の座をめぐってハイレベルな争いを繰り広げそうだ。