野村首位タイ 米ツアー初制覇へ!
「米女子ゴルフ・ISPSハンダ女子・オーストラリア・オープン・第3日」(20日、グランジGC=パー72)
3位から出た野村敏京(23)=フリー=が5バーディー、3ボギーの70で回り、通算9アンダーでジェニー・シン(韓国)ダニエル・カン(米国)と並んで首位に立った。宮里美香は71で、73の永井花奈とともに通算1オーバーの48位。酒井美紀は三つ落として3オーバーの66位に後退した。
野村が、米ツアー初勝利を目指せる位置で最終日を迎える。2打伸ばしてトップに追い付き「リラックスして楽しくプレーできた。キャディーとも楽しくやれている」と上機嫌で話した。
2連続バーディーで発進後、2連続でボギーを打っても崩れなかった。後半はパー5の10番でバーディーを取って流れをつかむと、18番(パー4)は2打目を1・5メートルにつけてバーディーで締めくくった。
3日間のバーディー数は全選手で最多の16個。パーオン率でも6位とショットの安定感が光る。本格参戦3シーズン目の今季は、開幕からの2試合も途中まで優勝を狙える順位だった。「ボギーは必ず来るし、バーディーも必ず来る。あまりスコアを考えないで自分のゴルフをすることが、去年と変わったことかな」と分析する。
これまでの2戦は失速してともに13位だった。日本勢として4季ぶりの制覇も懸かり「自信を持ってやるつもり。できれば優勝したいが、私よりうまい人がいたら仕方ない」と平常心を強調した。