青木功特別顧問がJGTO新会長就任
日本ゴルフツアー機構(JGTO)は4日、都内で社員総会、理事会を行い、プロゴルファーで永久シードの青木功特別顧問(73)を新会長に選んだ。任期は2年。副会長には宮里優作ら4人。退任した海老沢勝二前会長は名誉会長に。丸山茂樹(46)が相談役、尾崎将司(69)が特別顧問に就任した。
低迷が続く男子ツアー再興の切り札がついに表舞台に立った。青木新会長は「私に託されたものはさぞかし重いんだろうと思う。ゴルフだけやってきた人間だから難しいかもしれないが、ゴルフに恩を還元したい気持ちで精一杯やっていきたい」と決意表明した。
今回は選手会からの熱いラブコールを受け、常々口にしてきた「生涯現役」を曲げての就任。「ゴルフを通して社会貢献したい気持ちがあった。(選手会の)気迫に負けた。オレはやることはやります」と男気を見せた。
周りを固めるスタッフには丸山と尾崎将の名も。「丸山君には若い選手とのクッション役になってもらいたい。ジャンボもゴルフ界にひとつでも(恩返しを)やってほしいと思った」。船首に理想という名の旗を掲げ、青木丸が大海原へ乗り出した。