「女子ゴルフ・ダイキンオーキッドレディス・第２日」（４日、琉球ＧＣ）

　昨年プロテストに合格したルーキーの篠原まりあ（１９）＝ニトリ＝が１番と４番でイーグルをマーク。スコアは７３と落としたものの、通算１オーバーの１８位で予選を突破し、決勝ラウンドでの上位進出を目指す。単独首位から出た松森彩夏（２１）＝スターツ＝は７４とスコアを落とし、通算４アンダーでテレサ・ルー（台湾）、西山ゆかりとともに首位に並んだ。

　大物の予感を漂わせる。昨年のプロテストに合格したばかりの篠原が出だしの１番パー４でいきなり魅せた。残り１３５ヤードの第２打を直接カップに放り込んで、沖縄のギャラリーを大喜びさせた。

　さらに４番パー５でも２打目をグリーン手前まで運び、残り１０ヤードを５２度のウエッジで「狙って」、またしてもカップインさせた。

　自身「生まれて初めて」という１日２イーグル。ツアーでは４７人目、ハーフでの２イーグルとなると１４年マンシングウェア東海クラシックの穴井詩以来、２２人目となった。

　昨年１１月から、コーチとして鈴木愛らを教えた南英樹氏に師事。「縦振りを意識することで精度が上がった」と手応えを感じている。

　篠原は、昨年１２月の新人戦優勝など、以前より「周囲は『大きいことをする』と言ってくれます」という。「高校時代の団体戦で、不調なのに１人で９アンダー稼いだことも」という秘めたパワーが魅力。「１０位以内」という目標を飛び越えてもおかしくない。