19歳・三ケ島かな4位発進 期待の逸材

 「女子ゴルフ・ヨコハマタイヤPRGRレディース・第1日」(11日、土佐CC=パー72)

 前週ツアーデビューを果たしたばかりの三ケ島かな(19)=ランテック=が3バーディー、1ボギーの70で回り、首位と5打差の4位と好位置につけた。フレッシュルーキーがいきなりV戦線をかき回せるか。キム・ハヌル(韓国)が65をマークして首位に立ち、4打差の2位にイ・ボミ(韓国)と鈴木愛(21)が続いた。

 キュートなツアールーキー、三ケ島がV戦線に飛び出した。10番から出て、13番で6メートルを沈めてバーディーが先行すると、16番では10メートルを「すごい強く打っちゃったのがカップ向こうに“壁ドン”で入ってくれました」。後半3番パー5では残り130ヤードの第3打を9番アイアンで2メートルにつけ、3つめのバーディー。7番で初ボギーたたいたが、70にまとめて4位発進だ。

 昨春、福岡・沖学園高を卒業。7月のプロテストでは最終日に76をたたき、2打差で涙をのんだものの、昨年末の最終予選会で堂々5位に食い込み、今季のツアーフル参戦権を獲得。「今年もプロテストに再挑戦しながらツアーに出ます」という。父でコーチ役の直さん(45)をキャディーに、父娘でシード権獲得も目指している。

 昨秋の下部ツアー、フンドーキンレディースではアマチュア資格を喪失していたにもかかわらずアマとして出場し、試合後、成績から名前が抹消されるという憂き目にも遭ったが、オフには横浜DeNAの三浦大輔投手(42)の自主トレに参加して貴重な経験も。ツアー2戦目。期待の逸材がどこまでV戦線で踏ん張れるか。

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