渡辺彩香 逆転Vへ!!2打差2位

 「女子ゴルフ・ヨコハマタイヤPRGRレディース・第2日」(12日、土佐CC=パー72)

 10位から出た渡辺彩香(22)=大東建託=が7バーディー、1ボギーの66で回り、通算7アンダーで首位と2打差の2位に浮上した。オフに重点的に練習したウエッジを武器にスコアを伸ばした。ツアー2勝目を狙うキム・ハヌル(韓国)が70で回り、通算9アンダーで首位を守った。6アンダーの3位にイ・ボミ(韓国)。

 去年とは違う彩香がいる。ドライバーの飛距離は270ヤード超の飛ばし屋だが、今季は飛ばしだけでなく、ウエッジでバーディーを量産していくつもりだ。

 「今日はオフの練習の成果をすごく感じられた部分がありました」。1番こそボギーだったが、2番で5メートル、3番で2メートルを沈め、4番は残り110ヤードを52度ウエッジでピンそば1メートル弱につけて3連続バーディー。9番でも52度で1メートル、10番は49度で1メートルにつけてスコアを伸ばし、さらに16、17番でもバーディーを追加。66をマークして2位に浮上した。

 「今はウエッジでのショットは他のクラブと別物と考えてます。体重を左に乗せ、そのまま低くラインを出していくイメージ。狙っていくショットですから」

 昨季終盤から米ツアー3勝の丸山茂樹に“プチ弟子入り”。年明けには、米ロサンゼルスで10日間の合宿も行い、弱点だった100ヤード以内のショットとアプローチを重点的に習った。松山英樹からは「もっと股関節を使ったら、もっと飛ばせるよ」とアドバイスをもらい、朝晩10種類ほどの股関節ストレッチを欠かさない。

 10年韓国ツアー賞金女王で昨年の日本ツアー女王のイ・ボミと、11&12年韓国女王のキム・ハヌルにはさまれる最終日最終組。派手な逆転Vが“ニュー彩香”のお披露目式だ。

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