大江2位浮上「パー拾えた」と笑顔
「女子ゴルフ・Tポイントレディース・第2日」(19日、鹿児島高牧CC=パー72)
雨の影響で順延された第1ラウンドの残りと第2ラウンドが行われ、第2ラウンドで66をマークした大江香織(25)=アルパイン=が首位と1打差の通算6アンダーで2位につけた。首位はキム・ハヌル(韓国)。大山志保が通算4アンダーで3位。アマチュアでは4月から東京・共立女二高に進学する山口すず夏がイーブンパーの21位、勝みなみ(鹿児島高)は1オーバーの34位となった。
4季前の初優勝の時とは違うスタイルで通算2勝目の好機を迎えた。大江が6バーディーを重ねてベストスコアの66。1打差の2位で最終日へ。「ショットがぶれた後半も何とかパーを拾えた」と笑顔を見せた。
5番で下りの7メートル、9番は5メートル、15番では6メートルと次々に難しいバーディーパットを沈めた手には35インチの中尺パターがあった。1月からクラブを体の一部に固定して打つ「アンカーリング」が禁止となり、長尺を愛用してきた大江が昨季から試行錯誤の末、この長さを導き出した。
以前のように長尺で打つようなフォームだが、体にはつけずに振る。10代後半から慣れてきた打法を変えるのは至難の業だったが、猛練習の末に「もう違和感はない」という域まで達した。
男子では長尺パターで13年のマスターズを制したスコット(オーストラリア)が米ツアーで復活優勝。大江も続くことができるか。