「女子ゴルフ・アクサ・レディース・第２日」（２６日、ＵＭＫＣＣ＝パー７２)

　１５位から出た堀琴音（２０）＝東芝＝が５バーディー、１ボギー、１ダブルボギーの７０で回り、通算３アンダーで首位と３打差の５位に浮上した。プロ３年目、ツアー初優勝を目指して最終日に臨む。首位は３戦連続でトップで最終日を迎えるキム・ハヌル（２７）＝韓国。１打差の２位には吉田弓美子（２８）ら２人。

　いつ勝ってもおかしくない２０歳がそろう女子ゴルフ界。堀琴が、柏原明日架、永峰咲希ら同世代の先陣を切っての初優勝を見据え、好位置に付けた。

　８番のバーディーで「流れが良くなった」という。１２番からは３連続バーディー。１６番パー３で「中途半端に打ってしまった」ティーショットが右へＯＢとなりダボをたたいたが、それでもトップとは３打差だ。

　１６３センチのスレンダーな体形だが、この冬に２キロ増やして５４キロに。「あと４キロ増やしたい」と増量中。「食べるのも苦にならなくなりました」と体も技術も徐々にプロらしく成長している。最終日は「何も考えず、１打に集中したい」とプロアマ戦で同組だった樋口久子ＬＰＧＡ相談役の助言を胸に、頂点を目指す。