宮里藍06年以来のメジャーで首位!

 「米女子ゴルフ・ANAインスピレーション・第1日」(31日、ミッションヒルズCC=パー72)

 宮里藍(30)=サントリー=がボギーなしの5バーディーで67をマークし、アサハラ・ムニョス(スペイン)と並んで首位発進した。メジャーでの首位は、2006年全米女子プロ選手権で第3ラウンドを終えて並んだ経験がある。5バーディー、1ボギーの68で回った大山志保(38)=大和ハウス工業=は3位につけた。宮里美香と上原彩子は71で24位。75の横峯さくらは88位、76の野村敏京は96位と出遅れた。

 パット数は27。ここ数年悩み抜いてきたグリーン上でしぶとさを発揮した宮里藍が、メジャーの大舞台で首位発進した。「まだ調子は日替わり」と言うものの、15番では7メートルのパーパットをねじ込むなどボギーなし。特に課題だった短い距離も確実に沈めた。

 6年前に世界ランキング1位の座に就いた実力者だが、米ツアーで2勝した2012年を最後に勝利から遠ざかる。低迷を抜け出そうとする人気選手の姿に海外メディアの関心も強い。ラウンド後、立て続けに呼び止められたインタビューには「リーダーボードにある自分の名前を見るのはうれしい」と笑顔で応じ、「とにかくまた勝ちたい。それがメジャーなら最高」と声を弾ませた。

 メジャーでは10年までに全米女子プロ選手権などで3位に3度入ったのが自己最高だ。「まだ初日が終わっただけ」と浮かれる様子はないが、ショットとパットが高い次元でかみ合い、前週の3位がたまたまではなかったことを示した。

 不振のさなかも悲観的な言葉を避け、自らを鼓舞してきた。結果が伴いはじめ「本当に自信は深まった。また自分のゲームができるようになってうれしい」。復活への足取りは、力強さを増すばかりだ。

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