藍は崩れて18位 18歳コが逆転V

 「米女子ゴルフ・ANAインスピレーション・最終日」(3日、ミッションヒルズCC=パー72)

 5位から出た宮里藍(30)=サントリー=は2バーディー、5ボギーの75と崩れ、通算5アンダーの18位だった。世界ランク1位で18歳のリディア・コ(ニュージーランド)が69で回り、通算12アンダーで2位から逆転優勝した。メジャーは昨年9月のエビアン選手権から2連勝。米ツアーでは2週連続優勝で通算12勝となった。野村敏京は26位、大山志保は36位。宮里美香と上原彩子は56位だった。

 大会前半の主役だった宮里藍は“サンデーバックナイン”を前に優勝争いの舞台から退いた。周囲が伸ばす中、75と崩れ「悔しい気持ち。納得のいく内容ではない」と唇をかんだ。

 好調だったショットがわずかに乱れた。第1打でフェアウエーを7度しか捉えられず、パーオンも8度だけで「3日目からショットのタイミングが徐々に合わなくなり、チャンスの少ない週末だった」と首を振った。

 一方で過去最高が15位と苦手の大会で首位発進し、最終日まで優勝の可能性を感じながらプレーしたことに「収穫はいっぱい」と胸を張った。特に課題だったパットの数は4日間を通じて1ラウンド当たり20台を保った。4季ぶりの復活優勝について「そこにはまた届く」と言い切った。

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