松山ボギー発進 初制覇へ確かな手応え

 「米男子ゴルフ・マスターズ・第1日」(7日、オーガスタナショナルGC)

 世界最大のゴルフの祭典が開幕した。5度目の出場となった昨年5位の松山英樹(24)=LEXUS=はビジェイ・シン(フィジー)、クリス・カーク(米国)と同組でスタートし、1番パー4はボギーとした。開幕前日の6日は練習ラウンドとショット、パター練習で最後の仕上げを行っていた。

 松山にとって5度目のマスターズがいよいよ始まった。幸先良くスタートを切りたい1番だったが、第2打をグリーン左にこぼし、約18ヤードのアプローチもピンに寄せられず、4メートルのパットを外してボギー発進となった。

 昨年5位に入ったとあって、日本男子では誰一人成し遂げたことのないメジャー制覇へ、周囲の期待も膨らむばかりだ。激励のため6日にオーガスタ入りした東北福祉大時代の恩師・阿部晴彦監督(53)も「彼は5年、10年という長い区切りでものを考えているから、成長も着実。最初に勝つなら、ここでしょうね」と頼もしそうに話した。

 松山自身も今回のマスターズには、これまでとは違う思いを感じたことを明かした。2日に練習ラウンドを行うために今年初めてコースに足を踏み入れた時、「今までで一番緊張した」という。

 誰も見ていない、静かなコースでアウトの9ホールを回った。11年のアマチュア時代から数えて5度目の出場。マスターズ初制覇へ確かな手応えを感じている。「(自分自身に)期待があるから(そういう気持ちも)生まれるんでしょう」と話した。

 開幕前日の最終調整。松山は練習場でパター、ショットのチェックを終えると、帰り際にトム・ワトソンに歩み寄り、右手を差し出して今回でのマスターズ“引退”をねぎらった。新時代到来へ、松山の熱い4日間の戦いが幕を開けた。

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