菊地 首位浮上 自己&コース新記録
「女子ゴルフ・スタジオアリス女子オープン・第2日」(9日、花屋敷GCよかわ=パー72)
菊地絵理香(27)=オンワードホールディングス=が9バーディー、ノーボギーの猛攻でコースレコード63をマーク。通算12アンダーまで伸ばし、単独首位に立った。昨年3月のツアー初Vから1年、念願の2勝目に王手をかけた。第1ラウンドで2位につけた鬼頭桜(21)=フリー=はイーグルを奪った前日10番でホールアウト不履行の違反があり、失格となった。
自己ベストスコアを2打更新。ついでにトーナメントコースレコードも1打更新。菊地“エリカ様”が、女王ゴルフを見せて単独トップに君臨だ。
「開幕からショットはいいけれど、パッティングが全然入ってなかった。今週はシャフトがぐにゃぐにゃに軟らかいパターでの練習を多めにやって、打ち急ぎを防ぐようにした」。ボールのつかまりと転がりがよくなり、面白いようにバーディーパットが決まった。
1番から3連続バーディーでダッシュをかけた。後半も勢いは止まらず11、12番で連続バーディー。さらに17番でチップインを決めると、18番も残り150ヤードをピンそば1メートルにつけて連続バーディーで締めくくった。
昨年4月のKKT杯バンテリンレディースでツアー初優勝を手にしたが、その後は惜しいところで2勝目を逃し続けている。2位に3打差をつけて迎える最終日。「きちんとスコアを伸ばすことだけ考えてやればいいかな。チャンスなので勝ちたい」。自信に満ちた口調で2勝目を誓った。