「女子ゴルフ・スタジオアリス女子オープン・最終日」（１０日、花屋敷ＧＣよかわ＝パー７２）

　首位から出た菊地絵理香（２７）＝オンワードホールディングス＝が４バーディー、２ボギーの７０で回り、トーナメント記録を５打更新する通算１４アンダーで今季初勝利を挙げた。昨年のＫＫＴ杯バンテリンレディース以来のツアー通算２勝目。４打差の２位は鈴木愛（Ｓａｌｅｓｆｏｒｃｅ）と申ジエ（韓国）。

　前日に９アンダーでトーナメントのコースレコードを更新した菊地が、余裕のゴルフで今季初勝利を挙げた。「絶対に勝つということだけ考えてプレーした。今週は出来過ぎな１週間かな」と、優勝トロフィーを掲げた。

　２位に３打差をつけてのスタート。１番でいきなりボギーをたたいたが「より緊張感が増して焦ることはなかった」と、２番のバーディーで取り返した。鈴木、申ジエがスコアを思うように伸ばせなかったこともあり、終わってみれば２位との差は４打に広がっていた。

　ツアー２勝目をマークし、次戦は昨年４月にプロ８年目で初優勝を果たしたＫＫＴ杯バンテリン・レディース。「いい流れなので狙って頑張りたい」。今年の目標を賞金ランク５位以内とする菊地は貪欲だ。