ジャンボ尾崎エージシュート1打及ばず
「男子ゴルフ・中日クラウンズ・第1日」(28日、名古屋GC=パー70)
69歳の尾崎将司(セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ)が4バーディー、4ボギーの70で回り、エージシュートには惜しくも1打及ばなかった。43位につけ、2日目はツアー最年長予選通過に期待がかかる。73歳7カ月28日の青木功(フリー)は故宮本留吉の73歳21日のツアー史上最年長出場記録を更新したが、9番を終えたところで右足痛のため途中棄権した。稲森佑貴(21)が64で回り、単独首位に立った。
エージシュートまで、あとひと転がり足りなかった。1月で69歳になった尾崎将司は17番を終え1アンダー。18番はパーで偉業達成だったが、約2メートルのパーパットが無情にもカップの縁で止まった。17番に続くボギーに「17、18番はパーを取りにいくのがやっと。まだまだ体力がない」と残念そうだった。
前半はパッティングの調子が悪かったが、ショットは安定し、パーオン率は18位の72・22%。後半は16番までに4バーディーと盛り返した。「きのうからゴルフの状態が良く、自分で可能性を感じていた。10年ぶりくらいのティーショットが打てるようになった」。13年つるやオープン初日に62をマークして以来となる2度目の偉業は惜しくも逃したが、健在ぶりを示した。
第2日は予選突破のツアー最年長記録更新がかかる。前週の大会を体調不良で欠場した影響はなさそうで、途中棄権した青木について聞かれると「どんなことがあっても途中でやめないと言っていたのに。うそつきめ、と言っておいてよ」とにやり。約3年ぶりの予選突破が視界に入り「ジャンボ節」も戻ってきた。