池田勇太、2週連続Vへ1打差2位
「男子ゴルフ・中日クラウンズ・第2日」(名古屋GC和合=パー70)
前週優勝の池田勇太(30)=日清食品=が首位と1打差の2位をキープした。
ずるずるとスコアを落としていたが最後に見せ場をつくった。18番パー4で、ピンまで約40ヤードの第3打はカップまで40センチに着地。軽くスピンがかかったボールは、あと15センチにまで寄った。あわやチップインバーディーというパーに、「そんなに難しくはなかった」と憎いせりふで締めくくった。
1番でバーディーを奪ったものの、勢いは続かなかった。5、6番で連続ボギーをたたき、雨の初日とは表情を変えたグリーンに悩まされた。6番パー4で3パット。10番パー4ではアプローチの第3打がグリーンで止まらず、奥のバンカーまで転がり落ちた。
我慢強さが求められたラウンドに、「(苦しんだのは)グリーンくらい。(芝が)乾いてきて速くなっていた。照り返しも強かった」とうんざりしたような表情を見せた。グリーン上の照り返しを予防するため、黒いサングラスをかけてラウンドしたが、好スコアには直結しなかった。
何とか終盤に持ち直し、この日のスタート時と同じ首位との1打差をキープ。自身初の2週連続優勝は射程内。「あした次第じゃないですか。天気がどうなるか分からないし」と色気は十分だ。