飯島 20位発進から急浮上2位
「女子ゴルフ・ワールドサロンパスカップ・第2日」(6日、茨城GC東C)
20位から出た飯島茜(32)=フリー=が6日、6バーディー、ボギーなしのベストスコア66で通算6アンダーまで伸ばし、トップと1打差の2位に急浮上した。ドライバーのロフト角を見直したことでショットが安定した。69でまとめたフェービー・ヤオ(台湾)が首位をキープ。飯島とともに渡辺彩香、イ・ボミ(韓国)、レクシー・トンプソン(米国)が2位で続いた。
メジャーの難しいセッティングの中、飯島がボギーなしの6アンダー66。「ずっとスイング自体はよかったけど、ドライバーのロフト角とかみ合ってなかった。それが今週は弾道も球の高さも安定している」と好調の理由を説明した。
実は先週までのドライバーのロフト角が、自分に合っている10・5度だと思い込んでいたが「引っかけたり、球が上がらなかったりするのでおかしい」とメーカーに調べてもらったところ「実際は9・5度しかなく、道理でと思った」という。
そこで今週は正確に10・5度のものに替えて臨んだところ、早速好結果が出たというわけだ。「今日はフェアウエーをほとんど外さなかった。アイアンの切れもよくて、マネジメントしやすい。コースは難しいけど、マネジメントで乗り切れた」と振り返った。
先週末の2日間、愛知県に足を運び、男子の中日クラウンズを観戦。師匠の片山晋呉のコースマネジメントを学んできた。「あんなに上手なのにしっかりマネジメントしていた。大切さが改めて分かった」と、難コースの茨城GC攻略に生かした。
07年日本女子プロでメジャー初制覇。昨年のTポイントレディースで4年半ぶりに復活の7勝目を挙げ、そろそろメジャー2勝目が欲しいところ。「ショットはだいぶ自信がついてきた。気持ちを出せれば、いいところにいくと思う」と目線を上げた。