笠りつ子 熊本へV届けられず4位
「女子ゴルフ・ほけんの窓口レディース・最終日」(15日、福岡CC和白C=パー72)
首位と2打差の3位から出た熊本県出身の笠りつ子(28)=京セラ=は3バーディー、5ボギーの74とスコアを落とし、通算4アンダーの4位に終わった。申ジエ(28)=韓国=が68で回り、通算10アンダーで今季初優勝、日本通算13勝目を挙げた。首位から出たイ・ボミ(27)=韓国=は2打差の2位に終わり、大会3連覇はならなかった。
今季初優勝を目指した笠だったが「ドライバーで嫌な感じがして」ショットが曲がり、出だしからボギースタート。結局、スコアを2つ落として4位に終わり「熊本弁でいう『しちゃかちゃ(めちゃくちゃ)』でしたね」と苦笑した。
それでも「気持ちは前向きにプレーできた。(頑張っている)映像が熊本に届くことを願ってます」と被災した故郷を思いやった。
上位3人が韓国勢という結果には「情けない。ただ強い選手がいると、こっちもうまくなろうという気持ちになります」と次戦に向け切り替えを図った。