日本選手トップ今平3位浮上
「男子ゴルフ・ミズノオープン・第2日」(27日、JFE瀬戸内海GC=パー72)
7位から出た今平周吾(23)=フリー=が27日、5バーディー、1ボギーの68で回り通算7アンダーで首位と4打差、日本選手トップの3位に浮上した。埼玉栄高1年時に松山英樹(24)=LEXUS=を破って日本ジュニアを制し、米国で英才教育を受けた逸材が初優勝を視界に入れた。昨季の賞金王で今季2勝の金庚泰(29)=韓国=が64で回り通算11アンダーで単独首位に立った。
No.1有望株の今平が本格開花の予感だ。出だしの10番でいきなり第2打をピン1メートルに付けバーディー。11番も3メートルを読み切って連続バーディー発進した。
後半1番で3メートルを沈め通算7アンダーまで伸ばすと、その後はすべてパーでまとめて3位浮上。「ラフでもグリーンを捉えられた」と納得の内容だった。
国内ツアーで待望される20代の新スター候補。埼玉栄高1年時の08年日本ジュニアでは1学年上だった松山を最終日最終組対決で破って優勝した。
翌年、高校を中退して渡米し、テニスの錦織も学んだIMGアカデミーに留学。全米ジュニアでも8強入りし、この時優勝したのがジョーダン・スピース(米国)だった。
昨年のこの大会は1打差で全英オープン切符を逃した。「去年は自分が出られる感じはなかったが、今年は行ってみたい、出てみたいと思って意識して狙っている」と話す。
「常にトップ10にいれば優勝のチャンスは多くなる」。ツアー初優勝そして松山、スピースらと戦うメジャー舞台は手の届くところにある。