今平耐えて2位!!全英初切符獲得
「男子ゴルフ・ミズノオープン・最終日」(29日、JFE瀬戸内海GC=パー72)
今平周吾(23)=フリー=が2バーディー、2ボギーの72と耐えて2位に入り、初のメジャーとなる全英オープン(7月14~17日、英国・ロイヤルトゥルーンGC)の出場権を獲得した。
クールな男が、気迫を前面に出して耐え続けた。後半15番、第1打を深いラフに入れ、パーパットは4メートルを残した。これを、ど真ん中に沈めてガッツポーズ。17、18番も第1打でピンチに見舞われながら執念でパーセーブした。
雨中で風も強かった最終日。上位陣がスコアを伸ばせない中、我慢比べに勝った。昨年は1打差で逃した全英オープン切符を、今年は1打差でもぎ取った。23歳の新鋭は「後半5ホールは耐える感じ。絶対に全英に行きたいと思っていた。うれしい。序盤、流れが悪くても崩れないのは成長した」と喜びをかみしめた。
世界の四大メジャーは「どれがどこか分からなくなるくらい」映像で見てきた。「夢だったけど、早いですね。いろんな選手を見たい」と胸を躍らせた。
埼玉栄高1年時の08年、1学年上の松山英樹を“直接対決”で破り、日本ジュニア選手権を制覇した。高校を中退し、2年間の米国留学。世界トップの技術を吸収した若きエリートが、世界を相手に腕試しだ。