三ヶ島“復活”発進 原点回帰で3位

 「女子ゴルフ・ヨネックスレディース・第1日」(3日、ヨネックスCC=パー72)

 ルーキーの三ケ島かな(19)=ランテック=が4バーディー、1ボギーの69で回り、首位に6打差の3位と好スタートを切った。P・チュティチャイ(30)=タイ=が1イーグル、7バーディーで大会新記録となる9アンダー、63を出してトップ。穴井詩が5打差の2位につけた。昨年優勝の大山志保は背中痛のため欠場した。

 カップに届かないパットは絶対に入らない-。ゴルフの原点に戻った三ケ島が3位と好発進した。2番でボギーが先行も9番で80センチ、10番で2メートルを入れて連続バーディー。14番では3メートルを放り込み、17番は25ヤードのチップインを決めた。

 今季初めて経験する連戦の疲れで5月のほけんの窓口レディースから前週まで3週連続予選落ちも、苦境の中で立ち直りのきっかけをつかんでいた。先々週の中京テレビ・ブリヂストンレディースで渡辺彩香のパッティングを観察。「渡辺さんは全部オーバーめだった。私は予選落ちしている間、打ち切れていなかった。今日はカップが30センチくらい奥にあるイメージで打った。カップをショートしたのは1回だけ」と笑みを見せた。

 体力面でも上田桃子の伊藤久トレーナーからランニングの重要性を学び「先週から走り始め、ふくらはぎから下が痛かったのが、びっくりするくらいよくなった」と底上げに成功。「いつも2日目以降伸ばせないので今週こそ」。強めのタッチで初優勝を引き寄せる。

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