2位浮上の馬場Vの予感「何かがある」
「女子ゴルフ・ヨネックスレディース・第2日」(4日、ヨネックスCC=パー72)
3位からスタートした馬場ゆかり(33)=SMBC日興証券=が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算7アンダーで2位へ浮上した。最終日は04年にツアー初優勝を遂げた記念の大会で11年日本女子オープン以来のツアー4勝目を目指す。首位で出たP・チュティチャイが70と伸ばし、通算11アンダーで独走態勢。史上最年少11歳288日でツアー初参戦のアレクサ・パノ(米国)は107位で予選落ちした。
04年にツアー初優勝を果たした大会で、馬場が完全復活への足掛かりを築いた。チャンスホールの18番でバーディーを奪えず「ちょっと詰めが甘かった。でも、やっぱりこのコースは何かがある」と手ごたえをつかんだ。
11年日本女子オープン覇者も昨年は賞金ランク53位に沈み、11年間守ったシードを失った。同時に自信も失い“婚活宣言”も飛び出したが、しっかりと巻き返しを期していた。
今季は年頭からラウンド中心の練習に切り替え、開幕までに実に50ラウンドを消化。開幕後に替えた飛距離が出るアイアンも武器になりつつある。「今年は1試合の大事さが分かった。(優勝へ)手ごたえはある。婚活?思った以上に時間がないです」。余裕の笑みに取り戻した自信が映えた。