藍2打差6位浮上 難コースで粘った
「米女子ゴルフ・米女子プロ選手権・第2日」(10日、サハリーCC=パー71)
20位から出た宮里藍(30)=サントリー=は3バーディー、2ボギーの70で回り、通算イーブンパーで首位と2打差の6位に浮上した。69で回った李ミリム(韓国)、18歳のブルック・ヘンダーソン(カナダ)が通算2アンダーでトップに並んだ。宮里美香は23位、野村敏京は56位に下がった。昨年まで大会3連覇の朴仁妃(韓国)は9オーバー、上原彩子は12オーバー、82をたたいた横峯さくらは16オーバーで予選落ちした。
通算のアンダーパーが5人だけになった難コースで宮里藍が粘って6位に浮上した。「集中力を切らさずに最後までできた」と胸を張った。
特に光ったのは10番からの後半9ホールだ。12番で6メートルのパーパットを沈めてガッツポーズ。続く13番は10メートルほどのスライスラインを読み切り、バーディーを奪った。グリーンでやや精度を欠いた前日から「うまく修正できた」という。16番(パー4)では残り64ヤードの3打目をウエッジで1・5メートルに寄せてしのいだ。
冷たい雨が降ってボールが転がりにくく、飛ばない藍にとって厳しい条件だったが「手前からいけばこのコースは何とかなる」と攻略。好位置からメジャーの決勝ラウンドに挑む。