藍30位後退 精彩欠き散々7ボギー
「米女子ゴルフ・全米女子プロ選手権・第3日」(11日、サハリーCC=パー71)
6位から出た宮里藍(30)=サントリー=は1バーディー、7ボギーの77と崩れ、通算6オーバーで30位に後退した。ともに77だった宮里美香は通算9オーバーの47位、野村敏京は13オーバーの70位に下がった。メジャー3連勝を狙うリディア・コ(ニュージーランド)が70で回り、通算2アンダーで首位に立った。
宮里藍はショットもパットも精彩を欠き、ずるずると後退した。首位との差は2打から8打に。「もう少しうまく修正したかった。はまらない一日だった」と肩を落とした。
前日までの粘りは影を潜めた。3番はグリーン奥のラフからロブで1・5メートルに寄せながらパーセーブできず、4番は15メートルの距離から3パット。さらに5番(パー3)はティーショットで“ダフる”など、いいところなくボギーを重ねた。
距離の長いコースで、飛ばない自分が不利なことは分かっていた。しかし上位で決勝ラウンドに進んだことで「パーでいいと思っていたのが『バーディーが欲しい』となってしまった」と、我慢に徹しきれなかったという。逆転は厳しいが「リセットして一つ一つをできれば」と前を向いて上位を目指す。