18歳ヘンダーソンPO制し最年少優勝
「米女子ゴルフ・全米女子プロ選手権・最終日」(12日、サハリーCC=パー71)
65で回った18歳のブルック・ヘンダーソン(カナダ)が、通算6アンダーで並んだ19歳のリディア・コ(ニュージーランド)とのプレーオフを制してメジャー初勝利を飾った。18歳は大会史上最年少、メジャーではコに次ぐ2番目の年少優勝。米ツアー2勝目。宮里藍は73で通算8オーバーの39位。宮里美香は11オーバーで50位、野村敏京は13オーバーで63位に終わった。
プレーオフ1ホール目の18番。7番アイアンで放ったヘンダーソンの第2打がピンの左にぴたりと寄った。コがバーディーを逃した後、短いウイニングパットを慎重にカップへ。10代対決を制し「メジャーに勝つのは夢だったけど、こんなに早く勝てるとは」と喜びを爆発させた。
初のメジャータイトルは、同じ97年生まれの最大のライバルを破って手に入れた。「相手は世界1位のリディア・コ。メジャー2連勝中の彼女に勝つには特別なことをしないといけなかったが、それができた」と、喜びもひとしおだった。
豪快なフルスイングが特長で、アマチュア時代からカナダのプロツアーで優勝するなど実績を残してきた。今季米ツアーは16戦中15戦を23歳以下の選手が制した。若手の時代到来を改めて象徴する瞬間だった。