五輪候補総崩れ 片山、勇太、優作トリプル予選落ち
「男子ゴルフ・日本プロ選手権日清カップヌードル杯・第2日」(8日、北海道クラシックGC=パー72)
リオデジャネイロ五輪日本代表候補の片山晋呉(43)は3オーバー、池田勇太(30)は4オーバー、宮里優作(36)は9オーバーでいずれも予選落ちと不甲斐ない結果に終わった。国内メジャー初制覇を目指す武藤俊憲(38)が今季2度目のアルバトロスをマークするなど67で回って通算13アンダーで2位に6打差をつけた。
リオ五輪代表決定前、最後の戦い。メジャーが舞台とあって熱戦が期待されたが、代表候補は全員が予選落ちと総崩れに終わった。大会を主催する日本プロ協会会長で五輪競技対策本部の倉本昌弘強化委員長は「非常に残念」とため息交じりだった。
大会後の世界ランキングで、五輪出場意思のない選手を除いた日本の上位2人が代表となる。既に代表入りが確実な池田は「気合は誰よりも入っていた」と意気込んでいたものの、ショットとパットがかみ合わず、出遅れた初日から巻き返せなかった。「最悪。自分に失望する」と吐き捨てるように言った。
残りの1枠を争った2人も調子が上がらないまま2日間で姿を消した。優勝しか世界ランキングで逆転できる可能性がなかった宮里優が予選落ちしたため、出場権を得ることになる片山だが「(出場は)まだ決めていない。これだけ調子が悪いとね」と18日のエントリー締め切りまで熟考する考え。出場権が繰り下がってくる可能性もある宮里優は「またその時に考える」と淡々と話した。