原V逸3位も目標高く「ベストコンディションじゃなくても優勝できるプロに」
「女子ゴルフ・サマンサタバサ・レディース・最終日」(17日、イーグルポイントGC=パー72)
単独首位から出た原江里菜(28)=NEC=は72と伸ばせず、通算8アンダーで3位だった。6バーディー、ボギーなしの66で回った全美貞(33)=韓国=が通算10アンダーで、3年ぶりのツアー通算23勝目を挙げた。1打差の2位は68で回った木戸愛(26)=ゼンリン。
目指しているところが高い。通算3勝目を逃した原だったが、まだまだ強くなると感じさせた。
全米女子オープンから帰ったばかりの強行日程ということもあり、ショットがぶれた。それでも2バーディー、2ボギーと踏ん張って残り2ホール。パターで勝負をかけたが、いずれもパーで3位にとどまった。
主催者とウエア契約を結ぶホステスプロとしての役割は十分果たしたが「心の底から優勝を願ってくださったことに応えられなかった事実は受け入れて、ただ『悔しい』ではなく勝てなかった原因を分析したい」と話した。
「ベストコンディションじゃなくても優勝できるプロに」。自ら思い描く姿に、この敗戦で一歩、近づけるはずだ。