「女子ゴルフ・全英リコー女子オープン・第３日」（３０日、ウォバーンＧＣ＝パー７２）

　リオデジャネイロ五輪代表の野村敏京（２３）＝フリー＝は３バーディー、３ボギーの７２で回り、通算４アンダーで１９位となった。宮里美香は２ボギーで７４とスコアを落とし、通算２アンダーの４０位に後退。西山ゆかりは２バーディー、３ボギーの７３で通算１アンダーの４６位、鈴木愛は７１で回り、イーブンパーの５２位とした。アリヤ・ジュタヌガーン（タイ）が６バーディー、ボギーなしの６６をマークし、通算１６アンダーで首位。

　オーバーパーは何とか避けた。３バーディー、３ボギーで踏みとどまった野村は「２連続ボギーで苦しかったが、最後に連続バーディーが来て。ゴルフは終わるまで分からないなと思った」と苦笑いを浮かべた。

　前日と違い「硬くなかった」というグリーンに戸惑った。「クラブの選択が難しかった」とスコアメークに苦戦。５、６番とボギーが先行した。１２番でこの日初バーディーを奪うと、安堵（あんど）したような笑みを浮かべた。「３日連続でボギーなんです」と苦手意識を持つ１３番で再び一つ落としたが、１５番は２メートルのフックライン、１６番は下りの５メートルをねじ込んでバーディーを奪い、盛り返した。

　首位とは１２打差。それでもリオ五輪前最後の実戦で、モチベーションを落とすことはない。「まずはトップ１０入りを目標に。最終日は、きょうよりは良くなると思う」と上位進出を期した。