片山、池田男子ゴルフ勢は出遅れ 日の丸の重圧は片山初日50位

 「リオ五輪・ゴルフ男子・第1日」(11日、五輪ゴルフコース=パー71)

 男子の第1ラウンド(パー71)が行われ、日本勢の片山晋呉(43)=イーグルポイントGC=と池田勇太(30)=日清食品=とはともに74の3オーバーと振るわず、50位と出遅れた。世界ランキング90位のフレーザー(オーストラリア)が63をマークして、8アンダーで単独トップに立った。60選手が4日間72ホールで争い、予選落ちはない。

 43歳の片山が、日本のゴルファーとして初めて五輪の第一歩を踏み出した。しかし、百戦錬磨のベテランも「今までにない、ふわふわするような感じだった。どうしたらいいのかと思った」と国を背負う重圧を味わった。

 リンクスコース特有の風が強く、肌寒いコンディション。2番で第1打を左に曲げ、バンカーに入れてボギーとしたが、3番は第1打をドライバーでグリーン手前まで運び、約3メートルに寄せて取り返した。パー3の6番では2・5メートルにつけてバーディーを奪った。

 だが、ロストボールとなった13番でダブルボギーをたたくなど後半に失速。その後も巻き返せないまま終えた。丸山茂樹コーチは「ラッキーが一つもないまま終わった」と残念そうに話した。

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