リオ五輪代表逃した渡辺彩香が首位発進 憂さ晴らしの8バーディー
「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント・第1日」(12日、軽井沢72ゴルフ北コース=パー72)
リオ五輪代表の座を惜しくも逃した渡辺彩香(22)=大東建託=がうっぷんを晴らすように8バーディー、2ボギーの66をマーク。韓国の李知姫(イ・チヒ)と並び6アンダーで首位発進した。
オリンピックで歓喜する者の後ろには、その場にたどり着けず悔し泣きした者がいる。リオ五輪女子ゴルフ日本代表決定時に悔し涙を流したのは、渡辺だ。代表決定前最後の試合となった7月の全米女子オープン、最終日最終ホールでダブルボギー。パー5の3打目を池に打ち込み、大山志保に代表の座を譲った。
「悔しい思いは…もうないですね。オリンピック中継を見てると、自分もあそこへ行けてたかもとは思うけれど。だから2020年の東京で必ず、という気持ちです」。今大会の会場と次週のCATレディースの大箱根CC(神奈川)は、飛ばし屋有利と言われることもあり「大好き」。「今週も来週もリオ五輪に行ってたら出場できなかった試合。その分、優勝したい気持ちはあります」と心の中は燃えている。
2番パー5で残り100ヤードの第3打をピンそば30センチにつけてバーディーを先行させ、9番は3パットでボギーにしたものの、10番からは怒りの3連続バーディー。合計8バーディーを量産。「9番のボギーと、17番でグリーン奥から寄せきれなかったボギーで減点。今日は60点ぐらい」と自己採点した。