比嘉 大スランプ脱出へ2位浮上!2年9カ月ぶり最終組に手応え
「女子ゴルフ・ニトリレディス・第2日」(26日、小樽CC=パー72)
大スランプにあえいでいる比嘉真美子(22)=ジブラルタ生命保険=が5バーディー、3ボギーの70で回り、通算3アンダーで9位からトップと4打差の2位に浮上した。2位から出た鈴木愛(21)=セールスフォース=が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算7アンダーで首位に立った。
比嘉が2位に浮上し、13年11月のミズノクラシック最終日以来、2年9カ月ぶりの最終組をもぎ取った。風雨が激しかった午前組の中でベストスコアの70をマークした。
ツアー本格デビューの13年に2勝、全英リコー女子オープンでも7位に入るなど脚光を浴びた。しかし、昨年は深刻なショットの不調に見舞われ、出場17試合連続予選落ちを喫するなど散々。
この日は悪コンディションの中で好スコアを出し、「風の読みがよく計算できた。ショットは50%ぐらいは回復している」と手応えを口にした。「ものすごく悪い日々を経験して、どんなに悪くてもこれが今の自分と受け入れられるようになった」とも語った。姉・久美子さん(28)に頼み込んでキャディーバッグを担いでもらい、「素の真美子」でツアー3勝目を目指す。