鈴木愛、イ・ボミと首位タイで最終日へ 「絶対に負けたくない」とリベンジ誓う
「女子ゴルフ・ニトリレディス・第3日」(27日、小樽CC=パー72)
前日首位に立った鈴木愛(22)=セールスフォース=が序盤の3連続ボギー献上にもめげず、3バーディーを奪ってスコアを戻し、通算7アンダー。イ・ボミ(韓国)と並ぶ首位で最終日に突入する。女王を向こうに回して、今季2勝目をつかみ取ることができるか。
ラウンド後、報道陣への対応を終えると、鈴木はゴルフ場のフロントに向かった。「今週はグリーンもコースも難しいので、長いパットが残ることもあるだろうと、キャディーさんに手伝ってもらって超ロングパットも練習してました」。最終18番では25メートルのパットを90センチに寄せてパーをセーブした。
この日はいきなり3連続ボギーと苦しんだ。しかし、6番パー5で第3打をピンに絡ませ1メートルのバーディーを奪うと、8番では段の下から13メートルを沈め、13番で再び1メートルを決めてパープレーに戻した。「4番のボギーはイラッとした。惜しいのもあったけど、目標はイーブンパーだったので、とりあえずはよかった」と胸をなで下ろした。
首位に並ぶイ・ボミとの直接対決には、これまで分が悪い。3週前の北海道・meijiカップでも、互いに首位タイからの最終日最終組で結局3打差をつけられ3位に終わった。「当たっちゃいました。予想通り。今回は絶対に負けたくないと思っている。だからこそボミさんを意識せず、自分に徹したい」。練習は裏切らない。鈴木はそう信じて最終日のティーグラウンドに立つ。